このところ、ずーっと気になっていたのですが、カーオーディオの音がイマイチ。
確かに高級品はひとつもありませんが、セパレート式の社外品スピーカーに交換し、最廉価機種ながら外部アンプも付けて、ドアの内張も簡単にデッドニングして… と、一応、やるべき事はやってきたつもりでした。
ヘッドユニットが古いからかなあとか、スピーカーも古いしなあ、ケーブルかなあ、とかいろいろ考えてはいたものの、中々時間がとれずにほったらかしていたのです。
で、ちょっと思い当たる節があって、スピーカーケーブルをチェックしてみることにしました。
自分の車は、社外品のスピーカーを付けているのですが、純正スピーカー用のコネクターを外したくないという横着&貧乏精神から、エレクトロタップという便利なものを使って、分岐していました。下の写真はトゥイーター部分のものです。黒く見えるのがコネクターで、これに純正のトゥイーターが繋がっていました。いざとなったら元に戻せるよう、これを生かしたまま外付けのトゥイーターを付けようという甘い考えがそもそも間違いの始まりでした。赤いのがエレクトロタップです。どこにでも売っている小サイズの物です。

後になって考えると、何でこんなもので繋いでしまったのだろうと、激しく自己嫌悪に陥るのですが、付けた当時は奇麗に付けばいいやという軽い気持ちでした。
エレクトロタップとは、基本的にフォーク状の端子の裂け目にリード線を圧入していくことによって、被覆を破り、導線を端子に接触させて使うのですが、端子と導線が接触する面積というのは、基本的に被覆が破れた点のみなんです。これに早く気がつけば良かった。
自分の車に使っていたケーブルの写真です。
げげげ-!
導線は細い線一本分くらいしか見えてません。もう少し被覆が剥けていないと、これじゃ辛うじて電気が流れてるというレベルです。実際には裏側もあるので、ここまで極端ではないにせよ、やはり、ごめんなさいというレベルです。これではスピーカーに十分な信号が行ってなかったと考えられます。
このようにエレクトロタップを使うと、サイズが合ってないとか、場合によっては、接触面がもの凄く小さくなるリスクがあります。途中にどんなに立派なケーブルを使っても、高級なアンプを使っても、この接触面の狭さで全てがパア。
しかも、このエレクトロタップ、基本的に爪でリード線を挟んでいるだけです。で、どこを握っているかというと、導線部ではなくて外の被覆を掴んでいるだけかもしれません。被覆が完全に切断されていれば良いのですが、このようにかなり被覆が残っていると、被覆の抵抗が大きく導線の圧着力は殆ど無いのかも知れません。
要は、信号が流れるべき接触面は何となくその辺で接触していただけのような気がします。小学校の時に理科の実験でやったリード線を手で捻って繋いだ、あのレベルです。もしかしたらそれ以下かも。
さらには、被覆はしっかり固定されていません。振動や熱収縮によって動くでしょうから接触面の状態はいろいろ変わるでしょう。簡単で便利な反面、信頼性はかなり劣る接続方法と言わざるを得ません。
これで全てのもやもやが解けました。
オーディオの不調は全てがこのエレクトロタップの接触不良が原因でした。
最初に付けた時はそれほど状態が悪くなかったのかもしれませんが、徐々に劣化して悪くなったのでしょう。
教訓: 基本的にエレクトロタップは配線に使わない。オーディオ用途はもってのほか。自分は外部アンプ信号にこれを使った大馬鹿野郎でした。ハードの善し悪しを語る以前の問題でした。
その後、気を取り直して、コネクター部はばっさり切り落として、全てギボシ化して配線完了。
完成したドア内部の図です。スピーカーは今はもう売っていない、JBL PS62Cです。
ちなみにアンプは、クラリオンのAPA2161。いや、ハード以前の問題でした。(^^;)
早速、音を聴いてみる。
うるうるうるうる。涙。鼻水。
なんなんだこの差は。むちゃくちゃ気持ちいいじゃん。特にトゥイーターは今まで寝てたのね~。
昨日までの音はすべて嘘でした。全部無かったことにしてください。
機材を疑ってごめんよお。全部俺が悪かった。
高級機が欲しいとか、スピーカーケーブルがどうのとか、百年早かった。
その後、駐車場で1時間ほど音楽聴いてましたとさ。