Linux HDDのマウント
Windows PCでは、起動ドライブ以外のフォーマット済みのHDD、例えば、増設した2台目のHDDなどは自動的に認識されてすぐに使えるようになります。
これが常識と思っていたら、Linuxではそうではなかったですね。
しばらく設定していないと、こういう基本的なことも忘れています。
Linuxでは、HDDはマウントという操作をしないと使えるようになりません。
これは良いか悪いかではなく、OSの考え方の違いですが、パーソナルなコンピュータとしては、すぐに使えるほうが便利だとは思います。
それはさておき、マウントです。
マウント自体は、最近のLinuxではGUIでマウスを使って簡単にできます。
ただし、毎回手動でマウントするのは面倒なので、起動時に自動でマウントするようにします。
具体的には、起動時にLinuxが参照する/etc/fstab(file system tableと覚える) に必要な情報を書き込む必要があります。
これも、実際にはマウスを使ったGUIでできるのですが、ここではあえてテキストベースで実行してみます。
まず、現在の /etc/fstab の中身を見てみましょう。
ディレクトリ構造の話はまた次回ということで、とりあえず、端末を開いて下記コマンドを入力します。
端末(Terminal)を開くのは、CTRL+ALT+T です。
テキストファイルの内容表示はcat(conCATenate)コマンドを使用します。
てな感じで出力されます。
#で始まる行はコメント文です。
構文はスペース区切りで6個のブロックに分かれています。
- <file system>マウントするドライブのIDまたはデバイス名
- <mount point>マウントポイント
- <type>ファイルシステムの種類
- <options>マウントオプション
- <dump>
- <pass>
新しくマウントするHDDのUUID(機器固有の識別コード)を調べます。
blkid(Block ID)コマンドを使用します。
これを見ると、新しく追加するHDDは
/dev/sdb1
または
UUID=17a53922-6439-4f24-924b-2ab79473c3fa
ということがわかります。UUIDは、固有値なので、世界中で同じものはないと思われます。
1ブロック目<file system>としては、上記のどちらも使えますが、
/dev/sdb1は構成が変わった場合に変化する可能性があるので、UUIDの方を使用します。
これで<file system>は決定しました。
次に、2ブロック目<mount point>を決定します。
とりあえず、ルートにhdd2というディレクトリを作成して、そこをマウントポイントにします。
mkdir(make directry)コマンドを使用します。
マウントポイントは /hdd2に決定しました。
3ブロック目の<type>は、ext4でした。
4ブロック目の<options>マウントオプションは defaults で良いです。一般ユーザーは読み書きできますが、アンマウントはできません。
5ブロック目、6ブロック目はいずれも 0 で良いです。
したがって、 /etc/fstab に以下の例のような1行を追加すればOKです。
UUID=17a53922-6439-4f24-924b-2ab79473c3fa /hdd2 ext4 defaults 0 0
※各PCで固有値は変わります。
編集のためのテキストエディターはxedを使用します。
でxedを起動し、1行追加して保存すれば完了です。
再起動し、きちんとマウントされているか確認してみます。
lsblk(List files Block)を使用します。
sdb1が/hdd2に正しくマウントされていることがわかります。
2台目のHDDの中身にアクセスする場合は、/hdd2を見に行けば良いです。
実は同じことをGUIでもできますので、参考に書いておきます。
メニューから「設定」−「ディスク」を選択します。
2台目のHDDを選択します。
歯車のボタンを押し、「マウントオプションを編集」を選択します。
間違って、他のメニューを選択しないように注意してください。
「ユーザーセッションのデフォルト」をOFFにして、テキストベースで入力した内容をこちらに入力すればOKです。
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