DEH-P650を使い出して、3週間ほどたったので、ここらで○○.com風ユーザーレビューをまとめてみました。(★は5段階評価)

■デザイン・・・・・★★★
ピアノブラックはそこそこ高級感があっていいのですが、全面的にテカテカしているので、汚れやすいのが気になります。特に左部分は指紋が付きやすい。また、イルミの青はもう少し白っぽい色調が好みです。ALPINEのように2色以上出ると視認性も上がると思いますが、コストが絡みますね。
ディスプレイのフォントデザインはもう一がんばり。アルファベットがプロポーショナルだとカッコいいのですが、普通の半角英字です。それから、壁紙はあんまり使えそうなものが無いので、結局何も無いシンプルな状態にしています。状態を示すアニメもわかりやすいけど、デザインが今ひとつかなあ。
■基本操作性・・・・・★★★
これは、あんまり良くないですね。リモコンで補完してやっと★3つ。
まず、一番使う(と思われる)ボリュームの操作性が悪いです。左側についているのは、欧米輸出メインでやむを得ない面もあるのでしょうが、やはり遠いです。現在入手可能なものは、ほぼ例外なく左にボリュームノブが付いていますが、これは左ハンドル車ベストの設定です。昔は日本専用モデルが存在し、これらはボリュームノブが右についていました。
さらにノブが倒れる構造なので、下手をすると、ノブが倒れて別の機能になってしまいます。従って、正確に操作しようとすれば、しっかりつまんで回す必要があります。これがやりにくい。つまむところが浅いからだと思います。
それから、小さなボタンが多く、押しづらい感じです。正面中程に縦に3つ並んだボタンは、特にそう。
また、ひとつのボタンに複数の機能が割り付けてあって、長押しをすると別の機能になったりするのですが、これがわかりにくい。覚えられません。しばらく小さい文字がびっしり書いてある説明書を読んで覚えるしかなさそうです。だいぶ理解してきましたが、最近でも新しい発見があります。
■音質・・・・・★★★★★
iPodってこんなに音が良かったの? というのが正直な感想です。内蔵アンプでイヤホン(純正は本当に使えませんのでSONY MDR-EX500とか)を繋いで聞く限り、あまり良い印象がなかったのですが、これは良いです。
ちなみに、外部アンプ:Clarion
APA2161、スピーカー:JBL
PS62Cを接続。ドアは軽くデッドニングしています。
ソースは通常AAC 192kbpsで圧縮したものを聴いていますが、これ以上は聞き分ける自信はありません。安い耳で良かったです。サウンドレトリバーはわざとらしくなく自然に広がり感が増すので常用しても良いと思いました。(レベル1)
USBメモリーにも同じファイルをコピーして試してみましたが、音質的な差はほとんど感じられませんでした。
外部アンプで鳴らしているので、内蔵アンプの実力は試せていないですが、以前のヘッドユニット(SONY WX-S5510)と比べてもクリアな感じは増しました。何となくエコーが付いたような広がり感は特に車の中では良いと思います。FMラジオでさえ素敵な音で鳴ってくれます。
外部アンプの設定は、ゲインを少し高めに、バスエクステンダーを軽く利かせ、P650のイコライザは一切使っていません。ボリュームは20くらいがちょうど良い設定にしています。
■機能の充実度・・・・・★★★★
必要な機能はほぼ揃っていると思います。最近の主流であるUSB接続はやはりキモで、iPodなりUSBメモリーを繋いで使うのが大前提と思います。内蔵CDドライブはよほどの事がないと使わないと思います。
USBは繋ぐとすぐにレジューム再生がスタートしますし、いつでも抜き差しできるのは便利です。圧縮フォーマットはMP3以外に、最近スタンダードと思われるAACに対応しており、WAVデータさえも再生できる懐の深さがあります。
外部入力端子もあるので、walkmanを繋ぐのも便利だし、これはこれで高音質なので、しっかり使えます。
曲のサーチは、iPodとUSBメモリーではすこし扱いが違っていて、USBメモリーでは現在再生中のファイルが強調表示されて分かるようになっているのに、iPodでは自分がどこにいるのか見失ってしまいます。また、アルファベットサーチはできますが、日本語には対応していないのは残念です。
シャッフルの扱いもやや癖があって、iPodはボタン一発で全曲シャッフルに移行するくせに、解除するためにはメニューを深くたどっていかなければならないという理解できない仕様。USBメモリーの方は、シャッフル中の曲飛ばしができないという仕様。これは慣れるしかないのでしょうか。私はiPod中心の使い方なのであまり問題ありません。
ラジオのできは凄くいいです。まず感度が良く、今まで地元FMで実用的だったのは2局でしたが、4局になりました。音質もとても良いと思います。また、プリセットされている放送局名が表示されるのも便利です。たまに間違えて表示されることもありますが、その場合は表示させないようにもできます。ラジオ感度を示すインジケータもなにげに便利。こういうところは気配りが良いです。
ディスプレイに関しては、有機ELで視野角が広く、3行表示ができて、オートスクロールも適切で良いと思います。日本語表示も可能で、この機種の売りの一つです。しかし、欲を言えば、ディスプレイをもっと大きくして、情報量を増やしていただけるとありがたいです。小さいフォントはさすがに視認性が悪いですし、使いませんけど、時計とか表示できても、まじで見えません。
■拡張性・・・・・★★★★
あまり不満はないのですが、プリアウトが2chしかなく、なぜかサブウーファーORリヤスピーカー用という設定は疑問。せめてフロントスピーカー用にしてください。輸出モデル(DEH-P7200HD)は、しっかり6chアウトになっているようです。やろうと思えばすぐにできるはずですが、やはりコストでしょうね。
あと、フロントUSBは便利な反面、邪魔と思うときもあるので、リヤからも延長ケーブルで繋げられるようにしていただくと非常に便利だと思うのは私だけ?
■総合評価・・・・・★★★★★
いろいろ書きましたが、この値段でこの機能であれば、文句なく一番でしょう。他に選択肢がないのが寂しいですが、一人勝ち状態は当然です。上位機種は確かにモノは良いかもしれませんが、価格差ほどの性能差があるかは疑問です。また、設計が古いので新しいフォーマット対応やiPod対応に不安が残ります。これは、iOS4化したiPod touchでも何の問題も無く快適に動いています。
最近はNAVIにも同様の機能が内蔵されていますが、決して廃れることなく、オーディオ専用機の主力機種として末永く進化していって欲しいものです。